ここ数日、新しいことに取り組んでる。
コピーライティング。
宣伝会議賞っていうコピーライターの登竜門的な伝統ある賞レースがあるんだけど、それに挑戦してる。
色んな企業が宣伝会議賞の課題を出すのよ。
例えば、『○○を使いたくなるようなキャッチコピー』とか、『○○で働きたいと思わせるキャッチコピー』とか。
で、その中から課題選んで投稿する。1人何本でも投稿できるから、思いついたフレーズをどんどん投稿してみてる。
とりあえず50本は書いてみようかな。
キャッチコピーだけじゃなくテレビCMのディレクションを課題にしてる企業もあるんで、そういうのとかは動画制作チームらなてぃでも活かせるだろうな。個人的にはらなてぃはアドセンス広告で収入得るより、チャンネル自体を広告媒体にもできるようにしたいので。
てか、キャッチコピー、難しい。
正直、僕の苦手な作業かも。面白いからやるけど。
僕、何かについて書く、或いは語る時に、その何かを分かりやすく的確に説明するのは得意なんだけど、そういう時に論理的な整合性を大事にしたがる癖があるので、前提だとか前フリだとか補足だとか、そういったものが非常に多い。なので基本的に、一文がとても長い傾向にある。
前提だとか前フリだとか補足だとかを盛り込むことで、一文に隙を作りたくないのよ。
短い文章を連ねることによって書く、或いは語るって手法を取ることによって、自分の中にある論理を完結させる前に、途中で口を挟まれるんじゃないかと、不安になるのよ。
なので、できる限り一文の中に、想定しうる反論だとか疑問に対する回答にあたる言葉を含んでおきたいのね。
で、例えばこのblogにしろ、小説めいたものを書くにしろ、誰かに何かを説明するにしろ、別にそれで問題はさほど無いと思ってるんだけど、
今後それら以外で色んなことをやってゆく上で、例えばプレゼンだったり、例えばストレートにキャッチコピーだったりが必要になることもあるだろうから、端的にシンプルな語彙でインパクトだったり魅力を表現する能力も必要だと思うのね。
ということで、取り組んでみてる。
いやー、しかし、元来、言葉の足し算によって文章を作りたがる人間なので、引き算が非常に難しい。
例えば何かの製品のキャッチコピーって課題だと、まずその企業のサイトで、企業自体の情報と製品の情報をインプットするんだけど、そうすると、そこで拾った沢山の推し情報を盛り込みたくなって、情報過多な一文が出来上がってしまう。
そこから、推し情報に優先順位をつけて絞ってゆくのか、或いは、その製品自体について直接的に書かずに別の角度からアプローチするのか。
いずれにせよ引き算は苦手なんだけど、それでも前者は比較的やりやすい。後者は非常に難しい。対象のものだけでなく対象の周囲まで見渡す必要がある。
後者の例をいくつか、過去の宣伝会議賞受賞作から。
上手いなぁ。
難しいけど、面白い。
てなわけで、こういった方面の語彙センスも鍛えるべく、隙間時間に試行錯誤してみてる。
言葉を扱う仕事、好きだなぁ。