前田裕二『人生の勝算』を読みました。
前田氏をご存知でない方の為に説明すると、SHOWROOMっていう動画配信サービスを作った人ね。
実際、僕、SHOWROOMって何となく存在は知ってたけど、全然詳しくはなかったのよ。
で、今回ニュースアプリで記事漁ってる中で、この本に関する記事見つけて、読みたいと思って、それに先駆けて、いったいどんなサービスなんだろうって調べてみたの。
ツイキャスとかニコ生とか、他の動画配信サービスと一番違うのは、(他にも色々あるけど個人的に最も特徴的なのが)動画配信者の収益化ができてるところね。
ギフティングというシステムがあって、視聴者側が課金してアイテムを配信者に送ることで、直接配信者を支援できる。
本の中にも書いてあるんだけど、前田氏は、ごくごく一部の超有名アーティストを除くと、
例えば、僕らのような無名バンドとかが、アート活動の中で全く稼げないどころか困窮してゆくような現状を見て、
テレビで誰もが知ってるアーティストじゃなくても、配信活動で生活して行けるようなプラットフォームとしてSHOWROOMを作ったのだと。
で、実際、今現在は主にアイドル市場だけど、(なんでそうなのかも本に書いてるけど)SHOWROOMの活動でしっかり対価を得てる配信者がちゃんといるらしい。
僕も何らかでSHOWROOM活用していこうかと思うんだけど、まぁその話は置いといて、
本を読んでの一番の感想は、これからのエンターテインメントにおいて、インタラクション(双方向のアクション)ってのは、すごく重要だな、と。
というか、元来のエンターテインメントもそうなんだけど、インターネットの普及によって、よりそこを意識してゆかねばな、と。
かく言う僕も、このblogだったり、その他、音楽以外で面白くしてゆきたい、という個人的活動を、色んな方に応援してもらったりサポートしてもらったりしていて、
なるほど、僕も今まさにインタラクションを実践していて、このモデルを、拡大させてゆかねばならんな、と。
そして何より、今、応援してくれてる方々を飽きさせぬように発信してゆかねばな、と。
広い意味で、売れてないアーティストの皆さんは御一読をおすすめする。今の自分の活動を応援してくれている人が何故そうしてくれているのかを、改めて認識するとともに、
今はまだ応援してくれていない人々にどうやったら応援してもらえるのか、を考えるヒントが得られると思う。
もう一点、生き方について。
正直、ビジネスマンとしての前田氏の働き方は、賛同できない、というか、僕にはできないし、したくない。
そこはご自身も本の中で触れてるけど、近年の働き方改革が進む中で、真反対のゴリゴリの働き方なので。
ただ、前田氏自身も、決して自身の働き方を推奨してないし、例えば家族との時間至上主義の働き方とかも尊敬していて、
一貫して、各々の人生のコンパス(針路)を定めて、そこに向かって生きることを推奨してる。
働き方だけを見ると、例えば堀江貴文氏なんかとは対極に見えるけど、実は根底は同じで、
自分の人生をどう生きたいか をしっかり見つめて、その為の生き方を実践してる。
方法論は様々だけど、まず自分の人生の生き方を見定めるってのは、大前提だな。一番大事にしたいな。
側から見れば、僕なんか、
今まで安定的な環境でぬるぬる生きてきて、ここにきて焦って生き方模索してる人なんだろうけど、
いやまぁ実際そうっちゃそうなんだけど、
自分が自分の望む生き方を本気で実践しようとアテもなく動いてみたら、
そうするための後押し的な、なんか得体の知れぬ力が色んな方面から、なんか、来るねん。
来とる気がするねん。
相変わらず具体的なのは来てないけど。
得体の知れぬやつは来てるねん。
なんか、なんとなく、うまくいく気しとるねん。
というわけで、本の感想のはずが、変なスピリチュアル話みたいなシメになったけど、
具体的な何かが見えるまで、このままもうしばらく動いてみようと思うので、ご支援ご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いします。